リモートボドゲのすゝめ
約4か月ぶりの更新になってしまいました。 1つ前の記事は暢気に映画の感想を書いていたのですが、まさか4か月でこんなに世界が変わるとはって感じですね。
さて、コロナウィルスの影響で自粛自粛の日々ですが皆さんどのようにお過ごしでしょうか。 好きなことが満足にできずストレスなんじゃないですか。そうですよね。わかります。ボドゲができなくて悲しいですよね。みんなでワイワイゲームしたいですよね。
というわけでリモートボドゲをしましょう。
リモートボドゲとは
読んで字のごとくリモートで行うボドゲです。DiscordやZoomといった通話サービスを利用して、カメラに映したボドゲをみんなでプレイします。基本的には誰か1人が持っていればそのゲームを映し、所有者がプレイヤーの指示を受けて操作することで成り立ちます。
ボドゲカフェで有名なJELLY JELLY CAFEさんがプレイ動画を上げてるので見てみるとわかりやすいかもですね。こちらは顔を出してやっていますが、お互い一切顔を出さずにプレイすることもできるので、ネット上の友達とプレイすることも可能です!
ちなみにですが、オンライン上でできるボードゲームはいくつかあります。BOARD GAME ARENEや各ゲームのアプリ版なんかですね。これらは全員がアカウントやアプリを所持している必要があるので、初心者を誘うには結構ハードルが高いかなと個人的には思っています。 リモートボドゲでは基本的にプレイヤーが用意するものは紙とペンぐらいなのですごく誘いやすいと思ってます。
リモートでできる条件
当然ながらリモートという条件下でできるゲームは限られてきます。個人的に必要だと思う要件を挙げていきます。
1. 非公開の手札がない or 少ない
ボドゲの中には自分に配られた手札を使用して、アクションを起こしていくものがたくさんあります。これらの手札がルール上他プレイヤーに非公開な場合、1台のカメラに映った映像を共有して行うリモートプレイには向いていません。トランプで例を挙げると大富豪なんかは難しいですね。
ただし、大富豪程度に非公開の手札が少ない場合はプレイヤーにメモしてもらう等の代替手段があります。
2. ドローがない(手札の状況が頻繁に変わらない)
先述の非公開手札のメモを取る代替手段を選んだとしても、頻繁に非公開の手札を増やすようなゲームはやめたほうがいいです。所有者は手を動かし続け、プレイヤーはメモを更新し続けなければいけないという多大な負担を強いられることになります。トランプで例を挙げるとババ抜きはしんどい。
3. 操作内容を正しく指示できる
ゲーム中のプレイヤーの選択が正しく伝わるものでないと難しいです。トランプ例を挙げるとぶたのしっぽです。カメラを見ながらユーザが本当に選びたいカードを指示することは相当難しいと思います。 ボードゲームは規則的に要素が並んでいるものばかりじゃないので、そういうものは避けるべきです。
4. 物理ゲーじゃない
物理ゲーというのはジェンガみたいな、物理的な操作がメインとなるゲームです。当然ながらリモートでやっても所有者が一人でハラハラしてるのを見守るだけになるでしょう。
ジャンルで言うと
色々探しましたがこの2つがしやすいのかなと思います。
- ワードゲーム
- ゲームの要素として言葉がメイン
- 秘められたお題を当てる、クイズ系
- 正体隠匿系
- 自分に与えられた役職をばれないようにプレイ
- 人狼やワードウルフ
- ゲームによっては手札もあるから注意
有識者がリモートプレイ可能なボドゲを特集してる記事もあるので気になる方は調べてみてください!
実際にやってみた
ということでね。実際にやってみました。 開催する側である私が用意したのは
です。このためにかったのは新しいボドゲとスマホスタンドぐらいです。
ボードゲームはこちらの4つ。いずれも上に書いたようなワードゲーム、正体隠匿系に分類されるもの(だと思っているやつ)です。
ではこの中のコードネームをプレイしている様子を見せていきます。 コードネームは2つのチームに分かれて、チーム内のリーダーが出す単語をヒントに、場にある25枚のコードネームが書かれたカードの中から自チームのコードネームを当てるゲームです。詳しいルールはこちら
セッティング
とりあえず所有者側でセッティングをします。 机にカードを並べ、カメラをセットした画像がこちら。
このスマホカメラの映像はDroidCamというアプリを使ってPC内に読み込みます。 そしてDiscordの画面共有機能を使って他のプレイヤーへと映像を送ります。 ビデオ通話ではなく画面共有なのはDiscordの画面共有は見る見ないをプレイヤー側で選択することができるので、役職を教える操作などがやりやすいからです。
ゲームスタート!!
まず、このゲームではチームのリーダーだけが場にあるコードネームのどれが自チームのものなのかを知る必要があるので、これをリーダーにだけ共有します。 やり方としてはカメラに映してスクショしたものをDiscordのチャットに張り付けていました。(リーダーだけが見てくださいという指示を出してます) もちろんユーザ側でスクショしてもいいし、紙でメモでも大丈夫です。
共有が終わったら後は通常通りのプレイです。 リーダーがヒントを出し、チームメンバーは正解だと思うコードネームを発言します。 私は言われた答えについて正解、不正解の処理を行うだけです。
これらをどちらかのチームが勝つまで繰り返し
終了
楽しかった(小並感)
よかった点
集まらなくてもワイワイ楽しい気持ちが味わえる。個人的にアナログゲーのいいところはコンポーネント(内容物)のきれいさ、だったりユニークさにあると思っています。あとは正解発表を焦らしたりしてよりドキドキさせたり、食い気味に不正解を告げて笑いにするような場の雰囲気に合わせて柔軟な遊び方ができるところもいいですね。こういうアナログのいいところがオンライン上でも体験できるのはすごく楽しいことです。
悪かった点
これは私自身は悪く感じなかったけど、悪く感じる人もいるかなーと思った点です。 記事を読んでて気づいた人もいるかもしれませんが、所有者は基本的にプレイヤーには加わりづらいです。もちろんゲームによりますが、非公開情報があるようなものだとそれがちゃんとカメラに映ってるかなどを確認する必要があるので中々難しい気がします。 私自身は人のゲームを見てるのも好きなので、楽しめましたが、プレイヤーでないと楽しめない!という人には少し厳しいかもしれません。